経王寺について
日蓮宗 経王寺

写真 日蓮宗は、鎌倉時代中期に日蓮聖人(にちれんしょうにん)(1222~82)が開いた日本仏教の宗派の一つです。

仏教は、紀元前五世紀頃に、インドでお釈迦さまが説いた、万民の救済を主眼とした悟りの教えです。この仏教は中国を経て我が国に伝えられ、日本仏教が誕生しました。

初期の仏教は宮廷貴族など限られた一部の人たちのものでしたが、争いや飢饉などで世の中が乱れはじめると、苦しみの中にいる民衆も次第に仏教に救いを求めはじめました。その人びとを救済しようと立ち上がったのが日蓮聖人です。

写真お釈迦さまの真理の悟りとは何か、どのお経が一番優れているのか、そして苦しんでいる人びとを救う本当の教えとは一体何か……という疑問に答えを出すために、日蓮聖人は古来から霊山(れいざん)として知られた比叡山(ひえいざん)や高野山(こうやさん)などで仏教の猛勉強をしました。 その結果、『法華経(ほけきょう)』こそがお釈迦さまの教えの究極で、この教え以外にこの世で苦しんでいる人たちを救うものはない、という答えに達しました。『法華経』の教えとは「この世のすべての人びとの罪や苦しみを取り除き、皆等しく自分と同じ仏にする」というものです。この『法華経』を信じて実践していけば、煩悩にまみれた私たちでも必ず仏に成ることができ、しかもそれは限られた一部の人たちではなく、すべての人びとが必ずこの世で仏に成れると説かれたのでした。

写真『法華経』の原題は「白蓮華のような正しい教え」といいます。白蓮華は泥水の中に根を張り、泥水を養分とし、なにものにも染まらずに育ち、美しく真っ白な花を咲かせます。この世がたとえ泥水のように汚れていても、お釈迦さまの教えに導かれ、決して悪に染まることなく生き、この世で白蓮華のような清らかな花を心のなかに咲かせようという教えが『法華経』です。 その『法華経』を信じて実践していきますという誓いが、日蓮聖人の唱えた「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」というお題目です。日蓮聖人はこのお題目を弘め、人びとを正しいお釈迦さまの教えに導き、苦しみから解き放とうとお考えになり、日蓮宗を開きました。

写真あなたも仏、私も仏、ともにお題目を唱えて、仏の道を歩みながら、心の中に白蓮華を咲かせましょう。そのときに地獄のようなこの世が、仏の浄土だったことに気がつくでしょう。それを『成仏』というのだよ、と日蓮聖人はお説きになっています。 永遠のお釈迦さまと、最高の教えである『法華経』と、それを伝える日蓮聖人の心を信じ敬って、この世を生きていくのが私たちの仏教であり、お題目を唱え、お釈迦さまの御心に触れ、仏と一体になる生き方を考え、実践する道場がお寺です。是非皆さんもこの経王寺をご縁に、心の中に白蓮華を咲かせ、仏に出会って下さい。

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